率直なる感想ですが、今のリアルクイズ界での現代問題文はというのは将棋でいえば、昭和矢倉24手組や森下システムなど旧套定跡などの古典解説などは古すぎるため需要として求められず、常に時代の最先端だけを追うようなシステムになっているように感じます。それはそれでデジタル時代としての最前線思考ではあるのですが、過去に先人が紡いだであろう旧套既存ベタ問が面白くないという評価であれば、質的飛躍はかなり苦しいのではないでしょうか。少なくとも10年前の傾向問題でもある程度の需要はあるとは思っています。近年のクイズ界隈は供給がどう頑張っても追いつかない状況。ここまでの問題需要に達する時代が到来するとは思いもしませんでした。高尚に敷設された問題文を目指しすぎている領域になってくるとそれはさすがに怖いです。