大凶二戦目ありがとうございましたm(_ _)m シノブ『あれは…』 洞窟のさらに奥から禍々しい邪気が漂う。 シノブは一人、慎重にその奥へと歩みを進めて行く。 その先で鋭い斬撃と邪気が、激しく交差するのを感じた。 おそらく、【彼女】の剣に違いない。 敵の魔力の限界が読めないこの状況では、細身の剣技が 劣勢を余儀なくされることは火を見るよりも明らかであった。 『ここで私が出ていったら、又跳ね返って私一人でいいって 言われそう… それでも、このまま指を加えて見ているわけには…』 『…先輩らしくないですね。』 シノブ『この声は…?』 突然、直接シノブの思念に語りかけてくるような声がした。 『まさか…夢でも見ているのかしら。』